高専入学前の一悶着〜銀杏と祇恩の話し合い〜

高専入学前の一悶着〜銀杏と祇恩の話し合い〜

伝書桜 会話文のみ

「はぁ?!この家を出てく?!?」

「うん、この呪術界の現状にもう目を瞑ってられない。凛が死んだのは意図的な等級操作だろ?俺が呪術界を変える。」

「無理に決まってんだろうが!!あんな堅物どもがお前の話を聞いて改心すると思うか?!」

「いや、俺がやるんだ。誰もしないから・・・。逆になんでお前はそんな平気で毎日を過ごせるんだよ。」

「いい加減にしろ!!!凛が殺されて平気なわけないだろ!!!下の妹弟を心配させられねぇから、いつも通りを装ってんだろうが!!!!」

「じゃあ、なんで疑わない、なんであいつらを恨まない?なんで・・・・・改革を、この腐った世界を変えようとしない?!?!」

「恨んでも仕方ねぇだろ!!!!憎んでも血しか流れねぇ、恨んでも争いしかうまねぇ。なんでわからない!!!この馬鹿野郎!!!!」

「馬鹿野郎でいいよ。みんなが暮らしやすい世界にするためにもまずは内側の改革からする。俺は決めた。」

「おい!!!!!」

「んじゃ、俺もう行くわ!ここにいても迷惑かけるだけだし。姉ちゃんとか下には旅行に行った〜とでも伝えといて!!」

「待ちやがれ!!!!!」










銀杏が呪詛師に落ちたという話を聞くのはそのすぐ後だった。

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